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Scroll住宅建築やビル建設等で使用される建材を、より環境負荷の少ないものに替えていくために、環境配慮型の「地球樹商品」を選定し、提案いたします。具体的には、当社開発の環境配慮型オリジナル建材や、メーカー様・グループ会社との共同開発を推進し、「地球樹商品」の普及を積極的に推進いたします。
環境問題への取り組みは企業経営の重要課題であると同時に、企業の社会的責任として遂行すべき課題です。伊藤忠建材は、今後「地球樹」事業の積極的な推進を通じて「安心できる住環境づくりと地球環境への貢献」を目指します。
「地球環境を考えた商品の創造的な企画・提案・提供」です。
CO₂削減など、地球環境を守り、森林の健全な育成と持続性をもたらす製品、
さらに私たちの暮らしに安全と安心を提供してくれる製品を「地球樹商品」として企画・提案・提供いたします。
CO₂削減に貢献する製品・システム
森を守る資源循環型の製品(植林木製品、間伐材利用製品等)
森の資源を最大限に活用した製品
(未利用材製品、バイオマス、繊維版等)
地域の資源と技術が活かされた製品
(建具、床材、造作材等)
機能性、デザイン性、ストーリー性に優れた新しい環境配慮型の製品
リサイクル製品
私たちは、環境配慮型商品の普及促進と環境配慮活動により積極的に取り組むために「地球樹(CHIKYUGI)」事業を推進しています。その一環として2013年より長野県下高井郡木島平村と森林(もり)の里親契約を締結し、同村のカヤの平高原牧場内に“地球樹の森”を設立。未利用牧草地を元のブナの森に還す活動を展開しています。
長野県の北東部に位置する木島平村は、西に千曲川、東南北の三方を美しい山々に囲まれ、豊かな水に恵まれた「農の村」です。カヤの平高原は、木島平村の東に位置する標高1,350〜1,750mの高原。一帯は上信越高原国立公園に属する国有林で、広大なブナ原生林やシラカバ、ダケカンバなどが群生する美しい森林地帯となっています。カモシカ、ツキノワグマ、ニホンモモンガ、ヤマネなど多くの動物たちの生息地になっています。また、木島平村の水源の森としても人々の暮らしを支えています。
牧草地の周辺はブナ原生林が広がっていますが、自然のままの状態では森に還るまで長い年月がかかります。とくに牧草地は、地表に牧草の根が厚く堆積しているため、ブナの実が落ちて発芽しても、根が土壌まで届かず枯れてしまいます。 そこで、人の手によって林縁部の実生のブナ稚樹を掘り採り、重機を使ってベルト状に表土を剥ぎ取った植栽地に移植するというユニークな方法で森づくりを実施。伊藤忠建材では、木島平村と森林の里親契約を結んだ約2haの牧草地にブナの稚樹を植林し、元のブナの森に還す計画です。
昭和31年に木島平村は、カヤの平高原の約52haの国有林を国から借り受け、森林を開墾。夏の間の放牧地として利用していました。しかし、近年になり畜産を営む農家の減少や、牛の飼育法の変化などにより牧場の利用率が低下。未利用の牧草地が増えてしまいました。そこで村は、未利用牧草地の一部を森に戻し、国に返還することにしました。
実施日:2017年7月22日(土)・23日(日)
空気の澄んだ清々しい朝、2017年度の新入社員を中心に全員で掛け声とともに作業をスタートしました。専門の方からブナの生態や苗掘り採りについて教わり、教わったように作業を行うもうまくいかない人もチラホラ。なんとか全員で掘り採った1000本以上の苗を「地球樹の森」へ移植。まだ見た目には草原ですが、いずれここが美しいブナの森になることを願って作業を終了しました。 また今回はブナの稚樹をブナ玉にする作業にも挑戦。各自がつくったブナ玉は各々が持ち帰って育て、規定の大きさになったら地球樹の森に移植します。
実施日:2016年9月17日(土)・18日(日)
今回は関連会社からの参加者を含め総勢21名が参加。開会式には木島平村の村長にも駆けつけていただきました。6月の遅霜の被害を受けたカヤの平高原ですが、茂みの中に入れば霜を避けることができたブナの稚樹が見つかります。今回は2日目が雨天の予報だったため、1日目の作業時間の前半を掘り採りに費やし、後半で今日掘った苗だけ植えることにしました。いつもの半分の時間で掘った苗は約500本。地球樹の森に移動して、植え付けを開始しました。6月に植えたブナもしっかり活着して元気に育っていました。霜の被害を受けた昨年より前に植えたブナは、葉を枯らして痛々しいですが枯れてしまったものは少ないようです。冬を越し、来春になれば新しい葉を出してくるでしょう。少しずつですが地球樹の森が広がっていきます。
実施日:2016年6月18日(土)・19日(日)
4年目を迎えた森づくりには弊社代表取締役・柴田が参加。木島平村の副村長もご挨拶にいらしてくださいました。6月初めに北日本を襲った今世紀最大級の寒波の影響で、季節外れの霜が降りたカヤの平高原。開葉し始めたブナの稚樹も霜害でほとんどが枯れていましたが、大きな木の下や茂みの中にあって害を免れたものを探し、過去最多の稚樹を採取しました。翌日の移植では、第1回目に植えたシンボルツリーが元気に育っているのも確認できました。昨年までに移植されたブナには遅霜で葉を枯らしているものもありましたが、概ね元気に生育していて一安心です。約1,500本のブナを植え終え、地球樹の森がまた一回り大きくなりました。
実施日:2015年10月10日(土)・11日(日)
2015年2回目の森づくりは常務取締役ほか、地球樹プロジェクトのメンバーと有志の合計22名が参加。初日は苗の掘り採り作業と同時に、「地球樹の森」の看板の補修も行いました。翌日は移植。牧草地の表土は牧草の根が厚く堆積し、そのままではスコップが入りません。そこで事前に重機で表土を一定間隔で剥ぎ取り、苗を植えます。さらに根元をしっかり踏み固めると根と土壌が密着し、水分の吸収もよくなるそうです。初年度は800本、昨年は900本、今年7月は1,000本、今回は1,500本と3年間で約4,200本のブナを植樹。植樹後10年を超えるとだんだん森らしくなっいきます。300年も経てば私たちの手で植えたブナも一生を終えて、そのブナの種子から生長した子どもや孫世代の森へと移りかわるでしょう。
実施日:2015年7月18日(土)・19日(日)
3年目を迎えた2015年度、7月の今回は常務取締役をはじめ、新入社員7名を含む24名が参加しました。開会式には木島平村副村長も出席され、新入社員代表の掛け声とともにスタートしました。今回はカヤの平高原の自然をもっと知るため北ドブ湿原までのトレッキングも実施しました。初日の苗の掘り採りは、地球樹の森の中に1本だけあるブナの木の下から。翌日は、カヤの平高原ロッヂ近くの未利用牧草地の双方から行いました。必要な数を掘り採ったら、地球樹の森へ移動して移植です。植えた苗たちが育ち、立派なブナの森になるのは何十年も何百年も先のこと。雄大な時の流れを思い描きながら、森づくりに励みました。
実施日:2014年9月23日(祝)・24日(水)
年間の降雪期間が110日という豪雪地帯、木島平村。昨年初めて移植したブナの苗が雪の重さに耐えられるか心配でしたが、6月早々に長野県林務部のブナ博士・小山泰弘(農学博士)氏が地球樹の森へ赴き調査したところ、約9割の苗の活着が確認できました。第2回の森づくりは当初7月の予定でしたが、台風接近による悪天候のため9月に実施。カヤの平高原牧場に到着後、小山氏からレクチャーを受け、掘り採り作業を始めました。夕方までに掘り採った苗は約900本。 翌日は掘り採った苗の移植です。1年ぶりの地球樹の森は夏に繁茂した雑草に覆われていましたが、昨年植えた苗が順調に育っているのを確認して一安心。ブナの森再生に向け、心を込めて苗を植えてきました。
実施日:2013年10月12日(土)・13日(日)
弊社代表取締役社長・柴田敏晶ほか19名の社員が挑戦した、初めてのブナの森づくり。現地で木島平村長・芳川修二氏、長野県北信地方事務所長・柳澤直樹氏の出迎えを受け、木島平村と伊藤忠建材 (株)とで締結された森林(もり)の里親契約の記念式典が開催されました。その後、長野県北信地方事務所の小山雅之氏からブナの生態や作業手順等の説明を伺い、作業開始。小雨の中、ブナの稚樹を掘り採りました。翌日は天候も回復。青空の下、地球樹の森の入口に立てられた看板の除幕式を行い、約800本の苗を移植しました。これからブナたちはゆっくり成長し、50年後には花を咲かせ、実を結ぶようになります。地球樹の森の第一歩が始まりました。
実施日:2017年7月22日(土)・23日(日)
実施日:2016年9月17日(土)・18日(日)
実施日:2016年6月18日(土)・19日(日)
実施日:2015年10月10日(土)・11日(日)
実施日:2015年7月18日(土)・19日(日)
実施日:2014年9月23日(祝)・24日(水)