地球樹の森づくり

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地球樹の森づくり2014年レポート

■地球樹の森づくり第2回活動

日時:2014年9月23日(祝)、24日(水)

昨年植えた苗も、順調に生育! 秋晴れの高原の空の下、
2回目の森づくりを行いました。

木島平村は信州でも名高い豪雪地帯。年間の降雪期間は実に110日を数えます。カヤの平高原も11月から5月いっぱいは積雪のため林道が閉ざされてしまいます。移植した苗が雪の重さに耐え、生き残ることができるかどうかが心配の種でした。雪が解け、林道が開通した6月早々、長野県林務部のブナ博士、小山泰弘(農学博士)氏が地球樹の森へ調査に赴き、9割近いブナの苗が活着していることを確認してきてくれました。

ブナ博士の小山泰弘さんがブナの生育調査 植樹した苗は雪の重さに耐え、活着率は9割近く!

さて、2014年の地球樹の森づくりは当初7月に予定していましたが台風の接近による悪天候のため中止。9月に日を改めて実施しました。夏が終わり、秋の装いをしはじめた高原で2回目となる地球樹の森づくりです。カヤの平高原牧場に到着後、長野県林務部の小山泰弘氏からレクチャーを受け、掘り採り作業に取り掛かりました。初めての参加でどれがブナの苗かわからなかった人もすぐに見分けられるようになり、どんどん苗を掘り採っていきます。掘り採った苗は折り畳み式のリアカーの荷台に積み、牧草地の外の集積場所までピストン輸送。夕方までに900本近い苗を掘り採り、明日の移植の準備を終えました。 翌日は掘り採った苗の移植。1年ぶりに見る地球樹の森は、夏の間に繁茂した雑草にすっかり覆われていました。しかし、雑草の影で昨年植えた苗がすくすくと育っているのを確認して一安心。ブナの森再生に向けて、心を込めて苗を植えてきました。

木島平副村長の浦山宏一氏から歓迎の挨拶 かけ声と共に第2回目の森づくりをスタート!
思い思いにスコップでブナの苗(稚樹)を掘り採ります この苗が300年後には、ブナの大木に!
約900本の苗を掘り採りました 夕食会場から見えた夕焼け、頑張ったご褒美に
2日目は、地球樹の森へ苗を移植します いまはまだ草原ですが、ここが美しいブナの森になります
木を植えるのは楽しい作業です がんばって大きく育てよ、と声をかけたくなります
無事に第2回目の森づくりを終えました 来年、地球樹の森にまた来るのが楽しみです

■参加者の声

中本 壽宏 常務取締役 地球樹プロジェクト責任者

ブナ苗を植えることで、
この森がいっそう身近な存在になりました。

地球樹プロジェクトの中の大きな目的の一つに環境配慮活動があります。地球樹の森づくりは、その実践活動の一つです。地球樹の森づくりは、プロジェクトのメンバーからの発案でした。我々は普段、木に関わる仕事をしているので、木に恩返しをするという意味からも、社会貢献という面からも、森づくりをするべきだという声があがりスタートしました。実際に地球樹の森に来たのは今回が初めてです。来てみて、森に対する理解がいっそう深まりました。社内のいろいろな部署の人間と共に環境配慮活動に参加するのは、ひとことで言うととても清々しい気分です。来年は3年目になりますが、もっと多くの社員に参加してもらいたいですね。特に若い社員たちにはぜひとも森づくりを体験してもらいたい。一つの目的に向かって、みんなで一緒に汗を流すという体験は、とても良い経験になると思います。また将来的には、お取引先の皆さまで参加を希望される方がいらっしゃったらたら、ぜひ参加していただきたいですね。地元の方々との交流ももっと深められれば、より森への理解が深まると思います。


松持 修治 首都圏営業2部 2014年度 地球樹プロジェクト プロジェクトリーダー

木を使うだけでなく、植えて育てることも!
森づくりを通じて、国産材にもっと目を向けていきたい。

昨年も参加し、今年は2014年度の地球樹プロジェクトのプロジェクトリーダーとして参加しました。木を使うだけでなく、木を植えて育てることも実践していこう!ということで、このプロジェクトを推進しています。普段の業務では顔を合わせることが少ない他部署の社員と1泊2日の森づくりで交流できるのは、とても有意義なことだと思います。森づくりは継続することが大切ですね。この地球樹の森づくりを通じて、国産材にももっと目を向け、将来的には我々の地球樹商品の幅を拡げることができたらと考えています。ブナの寿命は300年以上。花を咲かせ実をつけるまでに50年近くかかると聞きました。2年目を迎えた地球樹の森づくりプロジェクトも、まだほんの入口にしかすぎませんが、一歩一歩着実に進めてきたいと思います。今回のカヤの平高原は、天気もよく、爽やかで素晴らしいです。この景色を見るだけでも、ここに来た価値がありますね。


村上 玲奈 人事総務部

楽しくてやりがいのある活動でした。
次回は、同期や先輩も誘ってみんなで来たいです。

2014年入社です。大学では建築を専攻しており、その中でも日本建築に魅かれ、大学院に進みました。多くの古い木造建築に触れ、その頃から「木」に興味を持っていました。また英語も好きだったので、建築と英語、両方の知識を活かしたいと考え建材商社である弊社に入社しました。就職活動の頃から、この活動のことは聞いており、参加したいと思っていました。「植樹」と聞くと、今まではとても大層なイメージを持っていましたが、自分が参加してみると、実際に土に触って木を植えるって、こんなに楽しく、思ったより簡単にできるんだ!と驚きでした。苗を掘り採るのも楽しかったのですが、植えるのはもっと楽しく、「大きく育ってね」と心の中で祈りながらしっかりと土を踏んで植えました。来年、また来るときにちゃんと根づいてくれていたらいいな、自分がほんの少しでも森づくりの力になれたらうれしいな、と思います
。また、新入社員の私にとっては、社内の方々と交流できるとても良い機会でした。今回は若い人が少なかったので、次回は同期や先輩、また来年の新入社員にPRして、みんなで来たいと思います。 地球樹の森づくりは、とてもやりがいのある活動だと思います。また森に来るのが、今から楽しみです。