地球樹の森づくり

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地球樹の森づくり2016年レポート

■地球樹の森づくり第6回活動

日時:2016年9月17日(土)、18日(日)

3年間の地球樹の森づくりのファイナル。
森林の里親契約を継続し、来年以降も森づくりを続行。

2013年に木島平村と3年間の森林(もり)の里親協定を締結し、カヤの平高原牧場内の未利用牧草地約2haを「地球樹の森」と名付け、過去5回の森づくり活動を行ってきました。第6回目となる今回は3年間の契約期間の最後の森づくりとなります。今回の森づくりには、東京本社の他、大阪支社、名古屋支店、北陸支店、関連会社のシーアイウッド株式会社から総勢21名が参加。ほとんどが社内公募によって参加してくれた社員です。秋の足音が近づく高原で森づくりにはげみました。

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第6回目の地球樹の森づくりは21名が参加。

東京から金沢行きの北陸新幹線に乗って約2時間。飯山駅に到着し、送迎のマイクロバス2台に分乗してまずは腹ごしらえ。木島平村名物のおいしいお蕎麦と木島平産のお米をつかったお握りを出してくれる手打ちそば樽瀧に向かいました。お腹もいっぱいになったところで、いざカヤの平高原へ。バスの車窓から広がる木島平村の風景はすっかり秋。稲穂は重く首を垂れ、そろそろ稲刈りが始まります。今年は夏を過ぎてから台風が多く、天候が不順ですが、雨の心配はなさそうです。

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曇り空、雨の心配はなさそうです。 木島平村の日䑓正博村長が開会式に参列。

カヤの平高原に到着した一行は身支度を整えて、カヤの平高原ロッヂ前に集合。開会式には木島平村の日臺正博村長にも駆けつけていただきました。常務の中本からは森林(もり)の里親協定をさらに3年間契約延長し、引き続き地球樹の森づくりを続けていくことを役員会にて承認得た旨が報告されました。そして名古屋支店の三宅による掛け声で2016年最後のブナの森づくりのスタートです。リアカーを引きながらブナの森の中を通って未利用牧草地のブナの掘り採り場所に向かいます。

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エイエイオーの掛け声で森づくりのスタート! ブナの掘り採り場所に向かいます。

6月の遅霜の被害を受けたカヤの平高原ですが、茂みの中に入れば霜を避けることができたブナの稚樹が見つかります。各自、目を皿のようにしてブナの稚樹を探し掘り出します。ここで天気のことが少し心配になってきました。今日は曇り空ですが、明日は雨になりそうです。そこで、今日の作業時間の前半を掘り採りに費やし、後半で今日掘った苗だけ植えてしまおうということになりました。明日、雨が降らなければ、また掘り採りと移植を行います。

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茂みの中で霜害に遭わなかったブナの稚樹を探します。 大物をゲットしました!

いつもの半分の時間で掘った苗は約500本。地球樹の森に移動して、植え付けを開始しました。6月に植えたブナもしっかり活着して元気に育っていました。霜の被害を受けた昨年より前に植えたブナは、葉を枯らして痛々しいですが枯れてしまったものは少ないようです。冬を越し、来春になれば新しい葉を出してくるでしょう。少しずつですが地球樹の森が広がっていきます。500本の植樹も無事終え、夕食会場のケヤキの森公園へと向かいました。

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堀り採ったブナの稚樹。 雨が心配なのでその日のうちに地球樹の森へ移植。
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横一列に並んで移植作業。 活動のたびに森に還る面積が増えていきます。

翌朝は、心配していた通り雨模様。ときおり強く降ることもありました。宿泊先のパノラマランド木島平よりもカヤの平高原は標高も高く、視界も悪そうです。協議の末、本日の森づくり作業を中止し、早めに帰京することになりました。今日の雨は、昨日、移植したブナたちにとっては恵みの雨。きっとしっかり活着し、育ってくれるでしょう。カヤの平高原へ続く林道は11月の初めには閉鎖され、来年の6月初めまでは人が立ち入ることができなくなります。12月になれば雪も厚くつもり、ブナたちは雪の下でゆっくりと春が来るのを待つことでしょう。

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移植作業も無事終了!  

■参加者の声

日野恵一 シーアイウッド株式会社 代表取締役

社内の様々な部署の人間と親しくなれるのも活動の利点。
この活動から、いい社風が生まれると思います。

イメージ第1回の地球樹の森づくりから3年間、毎年参加しています。現在はCIWという会社に出向していますが、出向前は経営企画室にいて地球樹プロジェクトチームのメンバーでした。地球樹の森づくりはとてもいい活動だと思いますね。一つは会社として自然環境に貢献できるということ。もう一つは様々な部署の社員と親しくなれることです。いい社風が生まれ、トータルモチベーションの醸成につながると思います。それと、こんなに素晴らしい空気を楽しめる機会はなかなかないですからね。自然の中の活動は心身ともにいい効果があると思います。前回、植えたブナもちゃんと活着して育っているのを確認するとこができました。社内でももっとPRしていきたいですね。それと地球樹製品のような再生可能な木材資源をもっと有効に使っていくことの大切さを市場に訴えていかないといけないな。


大谷敦 人事総務部

自然の中で無心に作業してリフレッシュ!
しかも、それが環境への貢献にもなる素晴らしい活動です。

イメージ事総務部で新入社員の採用も担当しているのですが、面接に来る学生たちに地球樹の森づくり活動はとても評判がいいんですよ。面接する担当が参加したことがないとは言えないので今回、初めて参加しました。大学では林学を勉強していたので実に20数年ぶりに植樹をしました。いやー理屈ぬきに楽しいですね。無心にブナの苗を掘り採って、無心に植える。自然の中でいろいろなことを考えないでいいのがよかったです。リフレッシュできました。通常の業務の中では、なかなか無心になれることがないですからね。今の学生はなかなか自然に触れる機会がないと思います。理屈とか難しいことは言わないで、まずは行動して自然の中で森づくりを体験してみるといいですね。気持ちがよくて、しかもそれで環境に貢献できる!地球樹の森づくりは、人事的にもメリットがたくさんあるので、これからも社内で応援していきたいです。


中塚祥子 北陸支店

ブナの苗のまわりを踏み固めるとき
自分の一部も地球樹の森に残していくような気持ちになりました。

イメージ初めて参加しました。前回の活動に参加した仲間から話を聞いて、一度は参加した方がいいよと言われたので今回応募しました。想像していたよりも夢中になれましたね。木を植えるなんて日常生活の中でなかなか経験する機会がないと思うので貴重な体験になりました。業界でも会社としてこうした森づくりをしている会社ってなかなかないと思います。最初はどれがブナか見分けられず苦労しましたが、見分けられるようになったら夢中で掘っていました。でも、掘り採るより植える方が楽しいですね。最後に植えた苗のまわりを踏み固めるとき、自分の一部をここに残していくような気持ちになりました。大きく育ったところをまた見に来たいです。支店では地球樹製品も扱っています。事務職なので私が直接、お客様に営業をすることはありませんが、この経験をサポートに生かすことができればいいと思います。帰ったら会社の他の人にもぜひ勧めていきたいです。